こんにちは!Toku-Seeです。

本日はヒップシートの座面について取り上げていきたいと思います!

ヒップシートをヒップシートたらしめる一番大事な場所なので,ヒップシートを選ぶときにすごく気にして頂きたい部分でもあります。

収納だったり,キャリア部分の通気性や腰ベルトの脱着のしやすさなんかも大事なのですが,この座面がきちんと働いてくれないと元も子もありません。そこで,いくつかのヒップシートを例にして座面についてみるべきポイントをお伝えします。

座面の役割とは

当たり前ですが座面は赤ちゃんを座らせるためのものですよね。

ですので,赤ちゃんにとって座り心地が良く,かつ落下しない安全な座面が良い座面ということになります。

座り心地は正直赤ちゃんに聞いてみたいとよく分かりませんが,長時間座るのであればあまり固すぎないほうがいいのかもしれませんね。安全面の配慮はメーカーによって工夫の仕方が少しずつ異なるところです。

ではヒップシートを選ぶときにどういった点を気にしたらよいか1つずつ説明していきますね

すべり止め

座面がツルツルだと赤ちゃんがスルっと落下してしまい危険ですので,すべり止めを付けているヒップシートメーカーが多いです。

中にはすべり止めが付いていないヒップシートも売られてはいるのですが、必ずすべるので安全面や使いやすさから考えて購入しないほうがよいと思います。

すべり止めの素材や付け方はメーカーによって違ってくるのですが,ママ・パパが前傾したときも絶対に滑らないものを選ぶべきだと思います。

私の一番のおススメがポグネー(POGNAE)のNo5です。

ポグネー(Pognae) : No.5 Neo

2019年11月14日

これはノンスリップシリコンという素材を使っていて,表面も凹凸がついておりすべり止め効果抜群です。また2年ほど前に改良されたのですが,全面ですべり止め効果のあるシリコンを採用しています。これだとすごく安心ですよね。

出典:ポグネー

これに対してよくあるタイプが座面の中央部分にすこしザラッとした素材を使用しているものです。人気の高いアイエンジェル社のニューマジック7(New Magic 7)やミアミリーのヒップスタープラス(Hipster Plus)なんかはこのタイプです。

ニューマジック7の座面

すべり止め効果はと言いますと,可もなく不可もなくといった感じでしょうか。どうしても前傾したりして斜めになった時などは滑っていくこともありますので,全幅の信頼を寄せるすべり止めとまではいきません。

最後にミアミリーのヒップスタースマート(Hipster Smart)です。

スマートの記事も参考にしてね

これは座面の一部にラバー製のすべり止めがついています。全面ではないのですが,すべり止め効果としてはこれが一番かもしれません。

このラバーは吸い付くような感覚があり,部分的にあるだけで十分な効果が期待できます。実際に前傾して斜めになっても赤ちゃんが滑り落ちる感覚はありませんでした。

座面の角度

多くのメーカーで座面の角度は滑り落ちないように上向きについています。この角度はメーカーや商品によってほとんど地面と水平なものからかなり傾斜のついているものまで多種多様です。

ただ、上向きになっていることがそれほど大事かと言われると私はあまり気にしなくてもいいかなと思います。

上の写真の左側はポグネーの製品ですが、これは座面がほぼ地面と水平ですが台座の下部がしっかりしているので、赤ちゃんを乗せても座面は下向きになることはなく安定しています。

つまり大事なのは、赤ちゃんを乗せたときに座面が下向きにならず安定したヒップシートを選ぶこと。これに尽きると思います。

座面の大きさ

これは大きければ大きいほど良いかと言えば必ずしもそういう事ではないと思います。

小さすぎると安定性が悪く重さにも耐えられなかったりしますが,大きすぎるとヒップシート自身が重くなったり,携帯性が損なわれたりします。結局バランスを考えるとどのメーカーも行き着く大きさはだいたい同じになるようで,座面の大きさに“数字上”極端な違いはないようです。

例えば,最も携帯性に優れていてコンパクトだと言われているニューマジック7とTodbi社のHidden 360を比べてみるとこんな感じです。

座面比較
ニューマジック7:横19 cm x 奥行き13.5 cm

Hidden 360:横21cm x 奥行き14.5 cm

ただ、見た目の印象は座面の大きさよりは、台座全体の作りが大きく影響してきます。論より証拠ということで、先ほどのニューマジック7とHidden 360を写真で比較してみましょう!

左がHidden 360 右がニューマジック7

どうでしょうか?Hidden 360のほうが随分と横に大きい印象を受けますよね?

先ほども言いましたが、これでも座面は数センチの差しかないんです。逆に言うと見た目にこれだけ差があっても座面の大きさにそれほど違いがないということです。

これは少し余談ですが、台座部分が空洞になっているタイプとFRP発砲スチロールなどが入っているタイプがあります。これも好みですが,空洞になっているタイプの方がここに収納できるスペースがあるので,見た目もすっきりとしてスタイリッシュに使用することができるのかなと思います。

座面の固さ

これは言うまでもなくクッション性に富んでいる,いわゆるふかふかな座面の方がお尻が痛くならないです。赤ちゃんがどう感じているのかは分かりませんが、、

ただし,ふかふかにするとすべり止め効果の効きが悪くなるので,座面がふかふかでかつ滑らない座面となるとなかなか難しいようです。

しかし!諦めないでください!!ふかふかかつ滑らないを両立しているヒップシートが実はあるんです。ヒップシートを個別に解説した記事を読まれている方はお気づきだと思いますが,ミアミリー社のヒップスタースマート(Hipster Smart)がそうなんです。

ミアミリー (Miamily)のスマート(Smart)

2019年11月25日

このスマートは滑り止め効果抜群のゴム製素材を採用しており,かつ座面も非常に柔らかなんです。

ちなみに生地もオーガニックコットンなので,赤ちゃんにも優しくできておりパーフェクトな座面といっても過言ではありません。ミアミリーの他の製品や他のメーカーの製品はというと,ここまでふかふかな座面はありません。

連続して長時間使用することがなければ,ここまで座り心地にこだわったものでなくても大丈夫だとは思いますが,同等の安全性であればやっぱりふかふかなほうがいいなと私なんかは思っちゃいます。

まとめ

どうだったでしょうか?座面一つとっても奥が深いですよね。余計に迷うわ!とお叱りを受けるかもしれませんが,一番は“滑らない”こと

どのメーカーも工夫はしているので,ツルツルすべって仕方がないというものはないのですが,人によっては不十分だなと感じることもあるかと思います。

一番はすべてのヒップシートを手にとって比べてみると分かりやすいのですが、なかなかそれは難しいですよね。。私は仕事柄多くのヒップシートを手にする機会があるので、これから色々なヒップシートの座面についてもなるべく分かりやすく記事にしてお伝えしていきますね!