もくじ
こんにちは!Toku Seeです。
子育て中の悩みで腰痛をあげる方は多いのではないでしょうか?でも子育て中のママ・パパは子どもを抱っこすることは避けて通れないものですよね。そこで腰痛をできるだけ軽減するためにベビーキャリアは様々な進化を遂げています。その代表的なものがヒップシートです。ヒップシートがこれまでの抱っこひもよりも体の負担が軽く楽に抱っこできることから、”次世代の抱っこひも”と呼ばれていますよね。以前の記事でも紹介したように実際に腰や肩への負担は抱っこひもよりも軽くなり腰痛や肩こりになりにくいことが証明されています。
しかし、実際に街を歩いていても抱っこひもを使っているママ・パパはいるのですが、ヒップシートやヒップシートキャリアとなると体感ですが哀しいかな50人に1人くらいしか見当たらないです。抱っこひもで腰痛に悩まされている方がこれだけ多いのに・・ヒップシートを知ってほしい。。
今はまだメジャーではないヒップシートですが、それでも昨今では色々な種類、様々な価格帯のものが販売されていますので、使用する方それぞれのニーズにあったものを選ばないと後悔しちゃいます。
そこで、今回は腰痛持ちでなるべく腰に負担がかからず腰痛知らずの”ヒップシートライフ”を送りたい方へ最適なヒップシートの選び方と使い方をお教え致しますね!
腰痛持ちの方におすすめしたい抱っこの方法
おんぶは最も体への負担が少ない
ヒップシートのお話をする前に、抱っこの体勢について少しだけ触れておきたいと思います。タイトルで紹介しているように、おんぶは抱っこに比べて腰や肩にかかる負担が少ないことが知られています。
抱っこの場合は体の前で赤ちゃんを抱えるので、重心が前にかかります。そうすると、背筋の力を使って姿勢を保とうとするためどうしても腰への負担が生じてしまい腰痛に繋がってしまいます。
それと比較しておんぶの場合は赤ちゃんを後ろに背負うため重心が後ろにかかります。人間は後ろに重心がかかった方が背筋をあまり使わずに体のバランスを取ることができるので、腰への負担も少しで済みます。

重たいリュックサックを体の前で持つのと背負うのでは、背負ったほうが楽なのはなんとなく感覚としてうなずけると思います。
つまり、ここで言いたいのは本当に腰痛で悩まされている方はヒップシートを選ぶ際におんぶができる商品を選んで下さいということです。
ヒップシートの抱っこで腰の負担を減らすには?
おんぶは腰痛になりにくいのは分かったけど、そうは言っても抱っこせずに子育てを終えるというのは難しい話ですよね。
確かに抱っこのほうが簡単にできてしまいますし、赤ちゃんとのコミュニケーションも取りやすいので抱っこする機会の方が自然と多くなると思います。おんぶの場合もそうですが、抱っこもヒップシートを用いることで腰や肩への負担が軽くなり、腰痛のリスクは軽減されます。
では、ヒップシートで抱っこする時に腰への負担をなるべく減らすために注意したい点はどこにあるのでしょうか?
2 . 肩ベルトを『クロス』させる
まず、ひとつ目としてなるべく赤ちゃんと密着した状態で抱っこするという点が重要です。ヒップシートキャリアは抱っこひもと異なり赤ちゃんとの間に隙間が生まれます。この隙間を埋めてやることで体のバランスを保ちやすくなり、結果として背筋、腰への負担が軽減されるのです。
具体的には肩ベルトを調整してあげることで、赤ちゃんとの密着具合が調節できますのできつくなり過ぎない程度にベルトを絞ってあげるとよいと思います。また、赤ちゃんとの隙間が空きすぎていると赤ちゃんが中でバタバタと暴れる原因にもなり余計に腰痛が悪化なんてこともあるので、ある程度は密着を保った方がよいでしょう。
ふたつ目の方法ですが、これは全てのヒップシートキャリアでできるわけではないのですが、肩ベルトを背中側でクロスさせて抱っこするという方法です。

背中側でクロスするだけで、体感としても腰への負担がかなり軽減されることが分かると思います。結果的に、腰痛が起こりにくいということにつながります。肩ベルトがクロスタイプの抱っこひもはよく見かけますが、そもそもが腰に優しいヒップシートキャリアで”クロス抱っこ”をした方が腰痛のリスクは軽減されるのです。
腰痛の方に最適なヒップシートの選び方
腰痛対策なら腰ベルトの幅とクッション性は最重要
このブログで何度も口を酸っぱく言い続けていますが、ヒップシート の腰ベルトの幅とクッション性は腰痛持ちの方にとって最重要チェックポイントです!
腰への負担を軽くするためには、先ほどまで説明してきた抱っこの方法もそうですがヒップシートの腰ベルトがいまいちだと元も子もありません。
何度でも言いますよ!
腰痛でお悩みならヒップシートの腰ベルトはなるべく幅が広くてクッション性があるフカフカなものを選んでください!

理由は、腰ベルトの幅が広いほど赤ちゃんの体重が腰の広い部分に分散され、腰の一点にかかる力が軽減されるからです。また、クッション性があるものの方が力が直接腰に伝わりにくいため腰痛を起こしにくいのです。
その上で腰に巻いた時のフィット感も大事になってきます。フィット感が得られにくいヒップシートだとうまく体重が分散されませんので、せっかくの幅広でクッション性のある腰ベルトの性能が十分発揮されずに終わってしまいます。
このフィット感というのは極めて主観的なものなので、最終的には試着してみないと分かりません。が、おおよその傾向としては腰ベルトの長さが長過ぎないものやマジックテープがしっかりしていてどの位置でもピタッと止める事ができるものの方がフィット感は得られやすいです。
抱っこの仕方にバリエーションがある
これについては、最近のヒップシートキャリアは6wayなど色々な抱っこの仕方がありますよ!と唱っているメーカーが多くなりましたので、あまり気にする事はないかもしれません。
しかし、意外なことに前向き抱っこや対面抱っこはできてもおんぶはできませんというメーカーさんも中にはあります。やはり抱っこの方法少ないヒップシートは毎回同じ姿勢で抱っこをすることになってしまうので、同じ場所に疲労がたまりやすくなりその結果、腰痛へとつながるためあまりお薦めはしません。

3通りの抱っこ、おんぶができるという事を前提にした上でさらに何か条件がないかと問われれば、先ほど紹介した“クロス抱っこ”ができるヒップシートキャリアを選ぶのが良いかと思います。

これは個人的な体験を元にしますが、ヒップシートキャリアでクロス抱っこをしたことがあるのですが、体全体で支えている感覚があり腰への負担がかなり軽減されていました。科学的にもきちんと証明されている方法ですので、当たり前なのですが。。笑
腰痛対策でおすすめのメーカーとヒップシート
トッドビー(Todbi)
トッドビーは日本ではあまり有名ではありませんが、最高クラスのヒップシートを作り続けている会社です。このブログではトッドビーを最も優れたヒップシートキャリアということでお薦めしています。トッドビーについて詳しく知りたい方はこの記事も参考にしてください!
トッドビーは日本国内ではプロモーションを全くというほどしていないので、国内での知名度が正直ありません。しかし、本場韓国では高級かつ高品質のヒップシートメーカーとしてその名が知れ渡っています。
トッドビーが代表するヒップシートにヒドゥン360(Hidden 360)というのがありますが、腰ベルトの幅やクッション性だけでなくアジア人向けに設計されているためベルトの長さも適切でフィット感が得られやすいです。
ミアミリー (Miamily)
スイスで生まれたヒップシートメーカーで、種類は少ないのですが本当に素晴らしいヒップシートを作り出す会社です。規模としては小さいですが、プロモーションも上手で世界的に有名です。
ミアミリーのヒップシートの中でも腰痛持ちの方に特におすすめしたいのが、ヒップスタースマート(Hipster Smart)という商品です。ミアミリーのスマートに関しては、過去に詳しい記事を書いていますのでそちらも参考にしていただければと思います。
スマートの素晴らしい点は腰ベルトの幅、クッション性はもちろんのこと、先ほどから腰痛対策にはクロス抱っこ!のクロス抱っこができる点です。肩ベルトをクロスして付け替えることができるのは知りうる限りではミアミリーのヒップシートだけです。
スマートの下位モデルであるヒップスタープラスもクロス抱っこができるのですが、腰ベルトのクッション性という点においてはスマートと比べると劣るため今回はヒップスタースマートをおすすめさせて頂きました。
まとめ(腰痛持ちのヒップシート)
腰痛持ちの方のヒップシート選びとお薦めのヒップシート紹介はいかがだったでしょうか?
腰痛持ちの方にとって赤ちゃんの抱っこは最大の悩みでもありますよね。そうした悩みに最大限お答えできる情報を今回は提供させて頂きました。
おんぶも含めて色々な抱っこの仕方が選べるヒップシートを前提に、腰ベルトが最高品質なものを選ぶことが絶対条件です。その上でフィット感が良いものやクロス抱っこができるものを選ぶようにしてくださいね。
ヒップシート選びでお悩みの方は個別でもご相談に乗りますので、お気軽にご連絡くださいね。